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webサービスについてのレビューや思うこと

Webサービスの企画・制作・運営をしているプロダクトマネージャー。Webサービスについてのレビューや思うこと、今注目していることを書いていきます。

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TechCrunch Tokyo 2011のスタートアップバトルを見てきた

TechCrunch Tokyo 2011

11/29にTechCrunch Tokyo 2011のスタートアップバトルを見てきました。
11社のスタートアップが新サービスをプレゼンし、優勝賞金100万円をゲットするという
ものだったのですが、色々なサービスがあり、刺激になった。

【総評】
何かを共有する、何かを一緒にやるというサービスが非常に多かったです。
特に1つの部屋で映像メディアを共有したり、リアルなイベントをリアルタイムに共有するという
サービスが個人的には面白いと思いました。
オフラインな出来事をオンラインでみんなでリアルタイムに共有したり、
オンラインなサービスをオンラインでみんなでリアルタイムに共有する。これが個人的に熱いかなぁ。
リアルタイムに共有これですかね。



以下、私が気に入ったサービス順です。

1.PicoTube(これが優勝しました)
http://www.picotube.tv

一言で言うとYoutubeをみんなで一緒に閲覧するサービスです。
自分の好きな音楽をみんなで聞くサービスであるturntableのYoutube版です。
TVのようにぼけーっとつけていても面白いサービスで、実際に使ってみると
動画を共有する面白さを実感しました。
ソーシャルTVを狙ったサービスということで、確かにTVのようにずっとつけているかもと関心しました。

2.nana
http://nana-music.com/

音を共有するサービスです。
単純に共有するだけでなく、共有された音に自分から音を足していくことができる
OverDubという機能がサービスを面白くしています。
例えば歌を録音し、それを共有すると他の人がハモってくれたり、楽器の音を追加することができ、
共有され、音が追加されていくことで新しい音になっていくというサービスです。
実際どれだけ音を重ねてくれるかが楽しくなるかのポイントですが、実際に重ねてくれたら楽しそう。

3.Crowsnest
http://www.crowsnest.tv/

自分にとってより価値の高い情報をTwitterのリツィート数やフォロワーの関係からまとめてくれるサービスです。
このサービスは実際に使っているのですが、情報をリツィート数で整理してくれるので結構重宝しています。
情報整理のアルゴリズムは、自分がフォローしているユーザーがツイートした情報か、Twitter全体でのリツイート数
がいくつか、実際に使用しているユーザーがどのような情報をクリックしたか、などを考慮してまとめています。
使用すればするほどより適切な情報をまとめてくれる学習機能があるところがなかなかいいです。

4.ミナオメ
http://www.minaome.com/

ソーシャルギフトサービスというサービスで、誕生日やお祝い事のときにみんなから少しずつお金を集めて
プレゼントを送ろうというサービスです。Facebook上で展開され、みんなからポイントを集めて集まったポイントから
商品をプレゼントします。Facebookでよくお誕生日の人に「お誕生日おめでとう!」とメッセージを送ると思うのですが、
それをメッセージだけでなく物を送って喜ばせようというサービスです。
実際こういうプレゼントしたいと思っていたので、いいなぁーと思いましたが、発送までやってくれるといいなぁ~。
あと結婚祝いとかで友達のデザイナーとかによく頼むオリジナルのお祝い動画とかをかっこよく作ってくれたりすると
いいなぁ~っと思いました。

5.スポソン
http://spothon.com/

スポーツ観戦をソーシャルにみんなで観戦するサービスです。パブリックビューイングをWeb上でできるのですが、
いいなぁ~っと思ったのはリアルタイムに観戦できるリアルビューという機能。
リアルビューはその試合、例えば野球の日本シリーズを見ていて得点などが入った瞬間に、喚起の声「いいね」や
「すごい」をみんなで投稿できます。実際に使うと盛り上がりやブーイングの感情を共有できそうだと思いました。

6.sumally
http://sumally.com/

物の百科事典を作ろうと思って作ったサービスらしいです。
内容は「欲しいもの」「持っているもの」を投稿するだけの至ってシンプルなサービス。
俺自身に物欲がほとんどないのであれなんですが、ブランド物などに興味があって、
いいものを人にアピールしたい人にはいいかも。将来的には実際にモノが買えるようにしたいそうです。

7.wishscope
http://www.wishscope.com/

売ります、買います、教えて、手伝って、仲間募集の5つにおけるマッチングサービスです。
上記5つに対して投稿し、それを誰かが解決したり、してくれたりするサービス。
投稿する際に投稿内容を機械的に読み取り、解決してくれそうな人や待ちわびている人を
レコメンドしてくれるところがミソっぽいです。
Facebookアカウントが必須でそれによりどのような人なのかという不安な部分を取り除いている形です。

8.spoqa
http://www.spoqa.com/

韓国人の方で英語でスピーチしていたので、サービス内容がよくわからなかったのですが、
発表者がRichardさんという名前だったので印象深いサービスでした。
内容としては新しいポイントサービスらしいのです。店舗にあるQRコードを読み込むとポイントになる。
店が気に入り友達に薦めるとポイントがもらえる。店舗側としては実際に来店してくれるので、
広告効果が高いというサービス。

9.engraph
http://engraph.net/

新しい電話帳サービス。FacebookやTwitterと連動するとそのアクティビティに応じてより親しい人を
近くに表示するという電話帳アプリ。驚きなのは現役の高校生1人で開発したということ。
見た目は高校生には見えなかったけどね。

10.misoca
http://www.misoca.jp/

Web上で請求書の作成から郵送までやってくれるサービス。
郵送までやってくるのはいいですが、ターゲットはフリーランスですよね。

11.Qitta
エンジニアの情報共有サービス。自分で調べたことなどをQittaに投稿して蓄えておき、みんなで助け合うサービス。
情報は全てタグ付けされ、興味があるタグをフォローするとその情報が投稿されると自分のタイムライン上に表示される。


個人的にサービスを作る際に重要にしているのは、
1.わかりやすさ
2.差別化
3.時代の流れ

です。

上記を念頭に入れてサービスをみると全てのサービスでわかりやすさは感じました。
差別化はかなり難しいところですが、前からあったサービスを今の時代の流れ(今でいえば共有だったりソーシャルだったり)
を取り入れることで、既存サービスと差別化をはかる感じでしょうか。

時代の流れに乗るというのは非常に重要だと思う。一回のってみないとその先に来る流れは感じることはできないと思っています。

今回刺激をうけた点などを新しいサービスなどに生かしていきたいと鼻息荒くしています。
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TOKYO DESIGNERS WEEK 2011に行ってきた

TOKYO DESIGERS WEEK 2011

結構前だが11月5日(土)にTOKYO DESIGERS WEEK 2011に行ってきた。

初めて行くため、どんな感じのイベントなのかわからなかったが、
行ってみたら結構おもしろかった。

場所は明治神宮外苑で、外にある野球場4つの広場を使って色々なものが展示されています。

見たのはおもにコンテナ展、学生作品展。

コンテナ展とは1つのコンテナを使って自由に表現するというもの。
以下は印象に残ったコンテナ展です。


A Full-course Table

A Full-course Table
お皿の上に映像で食事が映し出される作品。
食べることが好きな俺にとっては惹きつけられる作品だった。一生分の食事ってどのくらいのお皿の数になるのだろう。




Food Fighter

Food Fighter
Xbox 360 kinectをつかってプロジェクターで映しだされる野菜を切るというインタラクティブな作品。
切れるときの効果音が非常に気持ち良く、癖になりそうな作品だった。やっぱりインタラクティブな作品は
体験という非常に深いインパクト残すため、面白い。人間のアクションに対して何を反応として返すか、
Webサービスを創るという仕事をしているため、日頃からよく考えるが、実際に体を動かしてそれに対して
何かを返すということがWebでもできると非常に幅が広がり楽しくなると思った。
GPS系のサービスはそれに近く、動きと場所を使ったサービスはO2Oなど今後もっと色々なサービスが出てくると思う。



学生作品展は、一番おもしろかったかも知れない。
色々な美術大学の人の作品があったが、何というかエネルギーを感じました。
以下は印象に残った学生作品展です。


キューピーのテーブル

キューピーのテーブル
一目で目を奪われた。なぜキューピー?けどかわいいのぉ~。




LOOP

LOOP
つながり
想いあい
支えあう

日頃の人間を紐1つで表す。人という字を逆にしているというのもいいですね。
実際に使ってみると紐1つで相手を支え、自分も支えられている感覚は不思議。
バランスの妙だったりと色々なことを感じれる。
みんなでLOOPを使って支えあう感覚を感じてほしい。今よりもっといい世の中になるかも。




NODSE series

NODSE series
鼻のコンセント。くだらないね。けどこのくだらなさがイイ。



他にも色々見たけど上記の作品が印象的でした。
見て思ったことは、やっぱりインタラクティブな作品が面白いということ。

日頃の何でもないアクションが新しい価値を生む。それがインタラクティブのもつパワーだと思う。
作りたいWebサービスとはまさにそんな、何気ない時間、価値のなかった時間、例えば日常の電車の暇な時間を
価値のある時間にかえるサービスを創っていきたいと思っていまーす。


最後に福が来ますよーに。
福石猫
福石猫

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SXSW Kick off Party in Tokyoに行ってきた

 Kick off Party in Tokyo

2011/11/10(木)渋谷で行われてたSXSW Kick off Party in Tokyoに行ってきました。

SXSWって何?
SXSWはアメリカテキサス州オースティンで行われる世界最大マルチメディアの祭典。
Music、Film、Interactiveの3カテゴリに分かれています。
昔はMusicが中心の祭典だったのですが、2007年にTwitter、2009年にFoursqureがSXSWをきっかけに世界に羽ばたいてから、今ではInteractive部門が
Musicを超える非常に大きな規模になったそうです。2011年にはSkypeに回収されたGroupmeがこの祭典をきっかけに大ブレイクしました。
日本ではあまり知られていない祭典ですが、アメリカではシリコンバレー系の企業が一堂に会する非常に有名なイベントになっています。

渋谷で行われたKick off Partyは頓智ドットの井口さんが2012年のSXSWに1000人のサムライ(日本人)を連れていくぞ――ということで開催されたものでした。
IT業界のサムライ1000人でテキサスSXSWを目指すことの意味

どんな感じでKick off Partyが行われたかというと
・SXSWってどんな感じのイベントなのか
・2011年のSXSWの様子
・SXSW2011に参加した方の登壇
 頓智ドットの井口さん、Togetterを立ち上げた吉田さん、mixiの宮田さん、芸者東京の田中さん、エリックさん
・SXSWのチケットがあたるじゃんけん大会

こんな感じで行われました。

終始SXSWってどんな感じなの?ということを伝えて、みんな恐れず行こう!!という感じのイベントだった。
一番感じたのはオースティンという町全体がSXSWの時期になるとお祭り状態になるので、楽しそう!!行ってみたい!!ということ。
パネルディスカッションやビックサイトとかでやる見本市みたいなトレードショーなどがあり、そこで色々聞けるのだが、
どちらかというと町全体がお祭り状態になっていることにひかれました。

2011年のSXSWはグループチャットサービスが非常に多く、盛り上がっていたそうですが、世界展開を目指すのであれば
SXSWに挑戦するのは非常にいいのかなと思った。何事も経験ですからね。

SXSWの特徴として頓智ドットの井口さんがおっしゃっていたことが、あーーいい祭典だなぁと思った点です。
それは町全体でイベントを行うので、サービスを見るだけでなく、実際に街中で使ってみて、このサービスいいなと思える仕掛けが打てるということ。
今年のGroupmeのブースでは、無料でドリンク、フードを外で提供し食べたり飲みながらその場に集まっている人同士で
Groupmeのアプリを使ってもらうということを行っていたそうです。
Foursqureはオースティンにある店にチェックインすると割引クーポンなどが受け取れるなどをすることで、注目を浴びたとか。

このように町全体を利用して、サービスを実際に使ってもらうというアピールは非常にいい!
サービスは使って初めてよさや楽しさがわかるので、オンラインとオフライン(O2Oですね)を横断するサービスは非常にこの祭典に合っているなと感じた。

そんなこんなでKick off Partyに行ったのだが、SXSWで注目されるには何が重要か
それは
1.まず挑戦すること
英語ができなくても何とかなる!と皆さんおっしゃっていました。挑戦しなきゃ始りませんからね

2.その場で利用することで楽しさがわかる仕組みを考える
FoursqureやGroupmeがやった実際に使える場を用意し、それによってサービスの楽しさがわかる仕組みを大々的に打ったほうがよいね

ということですかね。

私もSXSWに合いそうなサービスをリリースできそうなので、費用的にあえば行きたいと思った。
どうすれば参加できるのかはアジア事務局に問い合わせると色々知れます。

2012年はオンライン・トウ・オフライン(O2O)、オンラインの行動がオフラインの購買行動を促すサービスが今以上に注目される年となると思っているので、
2012年のSXSWでどのようなサービスが注目されるか要チェックですね。

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