今回紹介するサービスはカーシェアリングサービス『CaFoRe』
今後カーシェアリングが増えると言われて数年たつと思いますが、まだまだ本格的に普及している感じではないと思います。
ネットでC to Cのカーシェアリングサービスを提供しているのが去年ちらほら出てきた感じだと思います。
今回の『CaFoRe』もC to Cのカーシェアリングサービスなので借りたい人は低価格で車を利用でき、貸したい人は
普段乗らないときに車を貸すことでおこづかいを稼げるというところが特徴。
流れとしては以下のような感じ。
手数料は借りるほうが決済時に5%、貸すほうが金額の10%という形。他にかかるお金は保険費用。
借りるほうは1カ月2680円、貸すほうは補償額に応じて1カ月1050円~3150円の幅がある感じです。
決済金額は貸主との交渉権を得るための金額となっており、1日の利用料ということではないらしいです。
車によって金額はまちまちですが5000円~1万円といったところですね。
借主がカーシェアリングを利用する最大のニーズは価格メリットだと思います。そんなに車に乗らないから
買うよりも必要な時に低価格で利用したい。私も車はレンタル派なのでこのニーズは非常に理解できます。
カーシェアリングサービスの最大の競合はレンタカー会社だと思いますが、そこと価格を比べると正直
あまり価格メリットがないかなと思いました。むしろ高くなる可能性があり、そうすると不安がある
個人から借りるメリットがなくなってしまいます。
この辺が利用が進まない大きな要因かなと。最近だとタイムズがカーシェアリングサービスを提供していて
最低15分200円(月額1000円)で保険料も含まれるという価格なのでその価格と比べると借りる側の
メリットはタイムズのほうがある状態ですね。
大手に価格競争やられてしまうとスタートアップでは太刀打ちできないので、ターゲットユーザーを変えるなどの
競合との差別化を図らないとつらいですね。
ニーズがあるかわかりませんが、例えば高級車専門のカーシェアリングサービスとかにするとか。
所有欲がなくなってきた現在ではシェアリングは色々な分野で増えていくと思います。車はその典型例。
毎日利用しないが維持費がかかるものが適している。維持費はかからないけど赤ちゃん用品とか、
例えばベビーカーとかはニーズあると思いますね。乗らなくなると邪魔だし。
今後どのようなシェアサービスがはやってくるか注目です。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
低価格で車を利用したい人と利用しない時間でお小遣いを稼ぎたい人をマッチング
【誰に提供するサービス】
・低価格で車を利用したい人
・車を使わない時間でお小遣いを稼ぎたい人
【何を提供するサービス】
・車を借りたい人と貸したい人をマッチング
【解決する課題】
・車を必要な時に低価格で利用できる
・車を利用しない時お小遣いが稼げる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
車を所有したい人ではなく、車を低価格で効率的に利用したいと思っている人
タイムズのターゲットユーザーとはかぶっているため価格競争になってしまう
・機能の差別化
C to Cであるため、個人が車を貸すことでかせぐことができる