App StoreやGoogle Playにおいて分析や対策ができるサービスが最近そろい始めてきている。
サイバーエージェントも『SEED』という自社アプリがGoogle Play内においてどのような検索ワードから
コンバージョンに至ったかなどが解析できるサービスをリリースしました。
そんななか自社アプリだけでなくストア上のアプリ全て(App Storeは上位300)を分析対象としているサービスが
『QuerySeeker Analyze』というサービスです。
対象マーケットはApp Store、Google Play、Windows Phone Marketplace、auスマートパス、ドコモdmenuの5つ。
『QuerySeeker Analyze』が分析できることは以下5点です。
【分析できること】
1.自社アプリだけでなく、ストア上のアプリに対して分析できる
2.アプリ1つ1つに対してどのストアで何位だったかがを1時間単位の日別推移で計測できる
3.Twitterストリームを分析し該当アプリのマーケットへのリンクがあるツイート数を日別推移で計測できる
4.主要ネットメディアをクローリングし、マーケットへのリンクがある記事数を日別推移で計測できる
5.アプリを提供しているベンダーランキング(より上位のアプリを出しているベンダーが上位にくる)を日別推移で計測できる
実際の画面は以下のような感じ。
App Storeにおける日別ランキング推移
Twitter及びメディアにおけるツイート数と記事数の日別推移
実際のツイート情報
ツイートのURL情報、掲載メディア情報、価格情報
有料ツールになっていて1ストアあたり初期費用が148,000円(税別)、月額利用料が148,000円(税別)となっている。
このサービスの特徴は以下2点につきるかな。
【特徴】
1.自社アプリだけでなくストア上の他社アプリの情報が見れる
2.Twitterとメディアにおけるツイート数と記事数の日別計測ができる
自社アプリのストアランキングとTwitter、メディア掲載との相関を計測するのはもちろんのこと、
競合他社で人気のあるアプリがどのようにツイートされたりどのメディアに取り扱われることで、
ランキングを伸ばしたかを分析できる点は面白いですね。
初期コストがかなり高いので導入する敷居は高めですが実際にどのくらい売れているのか知りたいところです。
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・自社アプリにおけるストアの日別ランキングチェック、いつどのメディアに掲載されどれほどツイートされたかをチェックできる
・他社アプリもどうような分析ができるため成功しているアプリの要因を分析できる
【競合との差別化ポイント】
・他社アプリが分析できる点
・ツイート分析と掲載メディア分析ができる点