以前ドラック&ドロップとかでサイトを直接いじり、ABテストができるサービス『Optimizely』を紹介しましたが、
今回はタグをサイトに設定するだけで、サイト上で記事が編集できるサービス『Copybar』をご紹介。
最近のCMSはドラック&ドロップで簡単にサイトを作れるのは当たり前になっていますが、
このサービスはサイト上がCMSの管理画面になるというもの。しかもタグを一つ入れるだけで。
こちら動画。
デモサイトもあるのでこちらを触るとわかりやすいかも。
デモサイト
んーなるほど。こりゃいいですね。新しい時代の風を感じます。サイト全体をこれで構築という
サービスではなく、更新頻度の高い個所、例えばお知らせとかFAQとかをこれにしてサイト上で
ちょちょっと編集するという感じでしょう。
ブログサービスのプラグインとかがこれになると便利ですね。わざわざ管理画面にいって編集
するのはめんどくさいので、サイト上でプラグインエリアやサイドナビが編集できると便利!
ちょっといじってみた。
マネタイズは有料プランで無料だと5人の編集者とサイト上で5つしか設定できないのが無制限になるプラン。
月$4.95だそうだ。
稼ぐのは難しそうだがブログサービスとかについて欲しい機能ですな。
以下、私が考えるポイント。
【コンセプト】
・編集作業を効率化する
【誰に提供するサービス】
・更新頻度の高い個所があり、そこを効率的に複数人で更新したいサイト運営者
【何を提供するサービス】
・編集作業をサイト上から直接行える
【解決する課題】
・管理画面にいって、編集するという手間を削減
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:CMSを使っているユーザーが一緒に使う
オプションとしての立ち位置を明確にし、既存のCMSと一緒に使ってもらうという立ち位置を
確立したいですね
・機能としての差別化:タグ一つでサイト上で編集できる
こういうTo B向けのサービスでiPadとかは非常に親和性が高そう。
受付に電話ではなくiPadが置かれていて、アポある人を選ぶとその人のiPhoneに連絡が
いくという仕組みのサービス『Reception Messenger』
直接担当者のiPhoneに連絡がいくというのがいいですね。
テキストメッセージとかもやりとりできるらしいです。
価格は従業員数によって変わってきて、49人までだと$99/月。
どういう会社が導入するんだろうな。内線電話とか引かないでiPhoneを全社員に配って、
それを内線代わりにするみたいな会社?単体でこのサービスを導入するメリットは
あまりない気がするので、社内インフラはスマートフォン、タブレット化するというのと
セットな気がしますね。
内線電話って結構いまさらな感じなのでその辺含めて解決できるサービスだと非常に
魅力的だと思う。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・ん~受付業務をスマートに 的な感じかな
【誰に提供するサービス】
・来客が多く、担当者直接対応したほうが業務効率が上がる会社
【何を提供するサービス】
・受付業務の効率化
【解決する課題】
・来客対応に対する業務を効率化させる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:大企業でなく中小企業
・機能の差別化:iPhoneとの連携
最近学習サービスが色々出ていますが、個人で授業を作成し、儲けられるサービス『udemy』をちょっと触ってみました。
以前紹介した学習系サービス
・誰でもプログラミングを学べる!その先駆けサービス『Codecademy』が日本語化
・チャット家庭教師『mana.bo』
テクノロジー系の授業がやはり大半を占めています。
授業の作り方はまずタイトルとかを入力
そして無料授業か有料授業かを選択、プライバシー選択もできます。
コースの目次を作成
動画、オーディオ、プレゼンテーション、PDF、テキスト、それぞれのマッシュアップから授業を作成
そして公開する感じ。授業自体を作るのにかなりの労力と能力が必要なため使う人は
限られると思うが、ドットインストールのように動画オンリーとかであれば、結構作れそうな気がします。
チャットで教えます!とか授業にあったら結構いいと思うんだよなぁ~。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・授業を作ってユーザーがお金儲けする
【誰に提供するサービス】
・授業を作ってお金儲けしたい人
・オンラインで学習したい人
【何を提供するサービス】
・オンライン授業の受講、作成、お金儲け
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:特になし
・機能の差別化:授業を作ってお金儲けができる
宿泊施設のマッチングサービスAirbnbから始まったマッチングビジネスですが、そのオフィススペース版が『ShareDesk』
以前駐車スペースのマッチングサービス『軒先PARKING』を記事にしました。
ここでも触れましたがマッチングされる場が多く提供されていないと始まらないので、その辺をどう確保するかが、
マッチングサービスの肝だと思います。その点『ShareDesk』は全世界で930の場所が登録されています。
世界的にサービスを展開しているのはすごいですが、こういう場のマッチングはエリアを限定して、
数を集めたほうがいい気がします。
今の数だと利用したい時にマッチングされる場が少なすぎるかなぁ~。
ちなみに東京で絞ると9つの場所が表示されました。一つ埼玉が含まれていますがそこはご愛敬で。
『ShareDesk』がどのくらい儲かっているのかが気になるところです。
以下、私が考えるポイント。
【コンセプト】
・場の有効活用
【誰に提供するサービス】
・低コストで働く場所を探している人
【何を提供するサービス】
・全世界を対象に働ける場の提供と利用者のマッチング
【解決する課題】
・安く働ける場を提供してくれる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:カフェとかwifiがつながる場所を自力で探していた人がターゲット。
ノマドワーカーの中での差別化はないかな。
・機能の差別化:全世界対応
『TRAPRO』はなかなか面白いプラットフォームだ。
社会にある課題を共有し、その課題に対して意見を表明できる。
面白いと思った点は扱っている課題の内容である。
・体重にとらわれた女性たち【摂食障害】
・“クリーン”エネルギーってなんだろう
・ももいろクローバーZ現象を探る
・日本の若者に増加傾向!HIV/AIDS問題!
・「うつ」から考える精神疾患への偏見
こんな課題を集め、議論し合うプラットフォームってなかったと思う。あっても記事が集まらず
過疎って終了~というのが落ちだろう。
ただこのサービスを運営している会社「リディバラ」は「”社会の無関心を打破する!”」という
のをコンセプトにしている会社であり、こんなのいいかもと思いポッと作ったサービスではなく、
本気でやっている感じです。
課題に関するツアーなども実施していて、例えばクリーンエネルギーについてもっと体験して
もらうために、「六ヶ所村エネルギーツアー」というツアー企画も行っています。
サイトで同じような課題を持っている人と出会い、議論しその課題のツアーに参加することで
リアルにその課題を体験して実際に解決するために行動していく。この流れが非常にいいですね。
社会的な課題が議論できツアーなどで体験できる。そして実際に課題を解決するため、
みんなで行動していく。そんなサービスになっていってもらいたい!
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・社会課題の百科事典を目指し、「社会の無関心を打破する」
【誰に提供するサービス】
・社会の課題に対して興味、関心、行動を起こしたいと思っている人
【何を提供するサービス】
・社会課題に対する発見と議論、そして体験と行動
【解決する課題】
・社会課題に対する知識と理解
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:Yahoo!とかでニュースを見る層ではないな。課題に対して
深く議論をしたいと考えているユーザー
・機能としての差別化:ツアーに参加できる点