このビジネスモデルは思い切っています。今までチケット販売系サービスを2つほど記事にしました。
・イベント告知&チケット販売ができるサービス『everevo』
・スマートフォンでチケットもぎりができる『tixee』
どちらのサービスも1枚あたり数%の手数料を取るビジネスモデルになっていますが、
『Ticketbud』は何枚売ろうが定額の手数料しかもらわないモデルになっています。
料金プランはイベントの長さによって定額料金が違うプランになっている。1日だけのイベントで
あればいくら売っても定額$39.99。
サイトにシミュレーターがあったのでちょっと計算してみた。
1枚当たり2.5%+$0.99の手数料の場合、$10のチケットを50枚売ると手数料が$62になる。
定額だと$39.99なので$10のチケットを50枚売るだけでもおよそ$22もお得になる!
売上が上がるほどこの差額は大きくなるのでかなり割安なイメージ。逆にいうとそれだけ
サイト側の売上が低くなるので、コストを低くできる仕組みを作っていかないと成り立たないですね。
機能としての違いはというとさほど違いはないイメージ。単純にチケットを売るだけだったら
全然Ticketbudでいいのではないでしょうか。
電話対応とかのオペレーションはないらしいのでその辺シンプルにしてコストを抑えていく
のだろうが、今後サービスがどうなっていくのか注目です。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・コストをできるだけかけずにチケットが販売できる
【誰に提供するサービス】
・販売手数料をできるだけ抑えたいと思っているイベント運営者
【何を提供するサービス】
・Webでのチケット販売
【解決する課題】
・販売手数料を安く済ませられる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:なし
・機能の差別化:販売手数料の定額制
コンテンツの有料配信サービスは注目しているので以前にもいくつか記事にしました。
・コンテンツを買う時代は来るのか!?コンテンツの有料配信サービス『cakes』
・ブログ・メルマガを有料配信するプラットフォーム『ブロマガ』
・Grow!がリニューアル!ファンに対して有料コンテンツ配信ができるサービスへ
上記3つでもそれぞれ特徴があって『cakes』『ブロマガ』はまさにコンテンツを見たい場合はお金を払う方式。
Grow!はちょっと違っていてファンコミュニティー的なファンクラブに所属するためにお金を
払うみたいな立ち位置です。
今回紹介する『pheed』は無料でテキスト、音声、画像、動画、ブロードキャストが配信でき、
Twitterのように購読している情報がタイムラインに流れてくるのだが、流す情報を有料に
することができるという特徴がある。
情報の流し方はブロマガと似ていて場に集まって有料情報を流すのではなく、流れる情報をユーザー
がキャッチする形です。
タイムラインは以下のような感じ。
流せる情報に音声、動画、ブロードキャストがあるというのは流す情報の種類が増えていいですね。
最初サービスを聞いた時投稿ごとに有料、無料を区別できるのかと思ったのですが、
そうではなくアカウント単位で有料、無料を設定する形でした。R指定とかもできます。
この辺の設定は選べたほうが便利かも。アカウント単位で課金するのか、投稿単位で課金するのか。
以前にも書きましたがまずは優良なコンテンツを準備できるかが最重要。その次に重要なのは
ユーザーが販売者とどのような交流が図れるプラットフォームなのかということ。
ファンクラブを例にとるとわかりますが、ユーザーはその場に所属することで普通の人では
交流できない体験にお金を払う要素はかなりあると思います。ファン限定のコンサートとか。
そういう交流が計れることがコンテンツの質の次に重要だと思うのですが、そういう点で「pheed」は販売者と距離が近いサービスになっていくのがよいと思いました。
以下、私が考えるポイント。
【コンセプト】
・無料では発信、体験できない価値のある情報、交流をWebで実現する
【誰に提供するサービス】
・情報発信でお金を稼ぎたいと思っていて、ユーザーとの交流を計りたい人
・無料では得れない情報、体験できない交流をしたい人
【何を提供するサービス】
・価値ある情報でお金を稼ぐ方法とファンとの交流方法の提供
【解決する課題】
・無料では配信できない質の高いコンテンツを有料という形で手軽に配信できる
・今までインターネットでは取得できなかった質の高い情報と交流を得ることができる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:単純な有料配信ではなく、交流の提供、体験を求めているユーザー
・機能の差別化:音声、動画、ブロードキャストの配信が可能でTwitterのような交流が可能
『Citizinvestor』はまだ実現していない公共サービスや施設に対する設置や改修に対して
市民から資金を募るというクラウドファンディングサービスとなっている。
公共施設やサービスってより身近に感じるものなのでそれに対する投資って非常にモチベーションが上がると思う。
住民税でバスっと取られるより何するからいくらか投資してのほうが、お金の使われ方が
わかって納得感が得られて非常にいいですね。
ただより身近になるので自分に関わるプロジェクトを揃えられないと、投資したけど投資対象の
プロジェクトがないなぁ~という結果に終わってしまうので、地域に密着したNPO法人などが
どんどんプロジェクトを立ててくれると盛り上がりますね。
尖閣購入のための寄付じゃないけど、市役所もこういうサービスを利用してより透明な施策を
コストを抑えた形で実施していってもらいたいものです。
なんかこう考えると身近な投資って結構モチベーションがあがるのでいいと思う。
例えば仲の良い友達同士である企画を考える際にみんなからお金を募るとかよくある
シチュエーションなので、そんな飲み会の席で盛り上がるとか旅行で盛り上がるサービスを
提案しそれをクラウドファンディングで買えるようにするとかありなんではないだろうか。
以下は私が考えたポイント。
【コンセプト】
・公共サービス、施設の充実をコストを抑えた形で市民自ら積極的に豊かにしていく
【誰に提供するサービス】
・公共性の高いプロジェクトの資金を集めたい団体
・公共性の高いプロジェクトに貢献したい人
【何を提供するサービス】
・公共性の高いプロジェクトに一般人が手軽に投資できる、投資を募れる
【解決する課題】
・公共性の高いプロジェクトの資金を手軽に募れる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:地域のユーザー
・機能としての差別化:特になし
一番安く売っている店を調べるには価格.comをみると思うのですが、価格でなくこんな商品
ないかなーと漠然と検索して色々なECサイトの商品をザザざっと眺めるということはなかなかできないと思う。
そんなECサイトのウィンドウショッピングができるサービスが『Flit Shopping』というiPadアプリサービス。
検索すると1000件余りのECサイトに検索条件をブン投げてその条件に当てはまる商品を
掲載してくれるらしい。
この検索技術は特許をとっているらしい。
わざわざ自分でECサイトを見つけないでいいのでウィンドウショッピングする人にとっては
非常に便利なサービスだと思う。
このアプリから商品を買うこともでき、買うとサービス側にアフィリエイト報酬が入るビジネスモデルになっている。
Pinterestも同じようなビジネスモデルで動いているが、Flit Shoppingは検索してショッピング
するというところがユーザーの動きとして違いますね。Pinterestはタイムラインに商品が
流れて気になったものをLikeする。Flit Shoppingはより積極的にショッピングをするために
検索をする。
本当のウィンドウショッピングの感覚に近いのはPinterestなのかな。こんな商品が買いたいというよりも
お店を眺めた時、偶然の出会いがあって気に入って商品を買うというがウィンドウショッピングの
感覚だと思うんですよね。
けどウィンドウショッピングができるというよりも、何かしら買いたいものがあったら、
Flit Shoppingで検索すると色々なECサイトからお勧めの商品を提案してくれるという
コンセプトのほうがわかりやすくていいか。
品ぞろとかではAmazonには勝てないので、Amazonが扱わないブランドなどがいっぺんに
検索できるといいかも。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・知らなかったECサイトで知らなかった商品を偶然発見する
【誰に提供するサービス】
・あるカテゴリーでいいアイテムないかなと漠然と思っている人
【何を提供するサービス】
・サイトを越えて色々な商品が検索できる
【解決する課題】
・複数のECサイトで同じ検索を何度もやる必要がなく、一発で複数サイトを検索できることで
検索による手間を軽減し、知らなかったECサイトでお気に入りの商品を偶然発見できる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットの差別化:おもにカテゴリー検索で横断的に商品を探したい人がメイン
買う物が決まっている人はターゲットではない
・機能の差別化:サイトを横断した検索が可能
駐車スペースのマッチングサービス『軒先PARKING』がリリースされたようです。
イメージの通り駐車スペースを持っている人が手軽に提供できお金儲けができるサービス。
利用する側はエリアと日付から利用可能な駐車スペースを探し、クレジット決済する。
決済が完了するとチケットが発行されるのでそれを持って当日は駐車スペースに車を停めるというもの。
まだサービスがスタートしたばかりなので実際に停められる場所はかなり少ない。
サイト上からも駐車スペースを登録したりはまだできないのでこれからという感じですね。
都心にある観光スポット周辺とかでは需要はすごくありますね。浅草とかスカイツリー周辺とか。
常には空いていないが少し留守にするのでその間停めていいよとかできるといいですね。
あまり最初は対象地域を広めないほうがいいと思う。観光スポット限定にしてとりあえず、
停めれる場所をある程度確保しないとサービスとして使って行けないですね。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・空いている空間の有効活用
【誰に提供するサービス】
・小さいスペースをもてあましている人、スポット的に空いたスペースを有効活用したい人
・安くというよりも停める場所がなくて困っている運転手
【何を提供するサービス】
・スペースの有効活用
【解決する課題】
・観光地で駐車場を探す労力の低減
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:運転手に対する差別化は特にないかな、
駐車スペースを貸す側は、タイムズとかに貸すほどのスペースはないし、スポットてきに
貸したいと思っている人たちなので、ここは大きな差別化ポイント。このユーザーは
タイムズとかは採算性が合わないので狙わないだろう。
・機能の差別化:ネットで予約ができる点