みなさん御存じだと思いますが「ソーシャルランチ」が学生就職支援サービスに大幅リニューアルするそうです。
今までは社会人がこの人と話して色々刺激とかアドバイスが欲しい!みたいなことができるのが魅力だったと
思うのですが、そこを一気に就活性をターゲットに変更という大胆な決断はすごいですね。
今までも学生が社会人に会えるのがいいみたいなデータがあったらしく、そこだけを狙ったほうがコンセプトが
明確になりコミュニケーションサービスとしては広がっていくという決断だったのでしょう。
ひとつ前のエントリーでレベルの高いCGクリエイターが集まるコミュニティー『CGHUB』を紹介しましたが、
ここでも思ったのはコミュニティーサービスは的を絞らないとなかなか難しいなという点。
レベルの高いCGがいっぱい集まるコミュニティー『CGHUB』
まず使う人としてはここにはこういう人が集まっているというのが明確に決まっていないと訪れようとしないからね。
ここにくるとこういう人とコミュニケーションが取れる!それにメリットを感じる人だけ集める!としないとなかなか難しい。
その点今回のソーシャルランチのリニューアルは非常にわかりやすく人が大いに集まりそうな気がする。
社会人にあまりメリットがないのでは?と思う人もいると思うが俺としてはエネルギッシュな学生に会えるのは
社会人としてもかなりメリットがあると思うんですよね。やっぱ夢に向かって純粋に突き進んでいる人と会うと
俺も頑張ろうって思うんですよね。その辺が社会人にはメリットがあると思う。
学生としてはメリットありまくり。特に就職活動は課題が山積みなのでそれを実際に希望会社、業界で
働いている人から聞けるっていいよね。
ソーシャルランチの就職活動が流行るとこれは社会にとってもいい流れだが、そこに会社の人事が
介入してくるとちょっと厄介だよな。社会人としては変なこと言えなくなるし、学生もこの情報が会社に
流れているとなると色々聞けなくなる。
マネタイズのために会社と組むという道はあるのかもしれないがその辺は排除したほうが盛り上がっていくと思う。
でもそうするとマネタイズがなぁー。会社と組んでも見せ方やルール決めで良さを損なわないやり方はあるかな。
あとは盛り上がってきたときに巨人リクルートが動いてきたときの差別化をどうするか。リクルートにできない
ことって会社とは組まない!ってところだと思うので、個人対個人でマネタイズできる仕組みがあれば事業としても
成功しそうだが俺にはまだ浮かびません・・・・
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・就職活動の学生が興味ある業界で実際に働いている人の声が聞ける
(よりバイアスがかからない声を追及していってもらいたい!)
【誰に提供するサービス】
・就職活動中の学生でサイトの情報だけでなく、興味ある業界で働いている人の生の声を聞きたいと思っている人
【何を提供するサービス】
・学生が興味持っている業界で働いている社会人と実際に会えて生の情報が取れる
・社会人はエネルギッシュな学生に会える。そこから優秀な人材を引っ張れる可能性がある
【解決する課題】
・サイト上にある通り一辺倒な情報でなく、実際にその業界で働いている人の生の情報が取得できることで
自分に合った業界が探せたり、就職活動対策ができる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化:
就職活動の学生の中で、より生の声を聞きたいと思っているユーザー
実際に会うというのはそれなりに敷居がたかいのでおのずとアグレッシブな学生に絞られてくる。
そこが逆にサービスの特徴になる。
・機能の差別化:
普通の就職活動サービスと比べると実際に社会人に会えるという点がでかい。
サイト上のやり取りより実際に会って話す方が数倍に魅力的だからな。