食料雑貨を即配達します!!をコンセプトに事業を拡大しているサービスが『Instacart』。
先日2300万ドルもの資金を調達して対応エリアを拡大しているらしい。現在はサンフランシスコの
ベイエリアでのみ対応。
一通りの食料品はある感じで、料金はスーパーより割高になっているらしい。配達料の設定が
昔のピザ屋みたいで面白いのだが、1時間以内だと14.99ドル。3時間の場合は3.99ドルらしい。
年会費99ドルを払えば配達料なしで何回も利用できる。
最初サービスを見た時、近くのコンビニに買いに行けばいいんじゃなかろうかと思った。わざわざ
配達料払ってやるのかなぁ~。海外には夜まで開いているコンビニとかないからニーズがあるのかなぁ~と
思ったが、人間めんどくさがり屋なので一度家でぽちぽちするだけで食料品が届くのを経験
すると使ってしまうかもと思いなおしました。
ちなみにリピーターが90%とすげー率をたたき出しているらしく、一度経験したら便利でまた
使っちゃうんでしょうね。そうすると当然年会費払うわけで、結構儲かりそう。
ただ設備投資がかなりかかりそうですね。在庫管理に配送と。インターネット界隈では
費用がかかりすぎて敬遠されますが、アマゾンは在庫を自分たちで抱え、どんな商品でも
揃えてすぐ配達するという一見費用がかかることを「買う物が決断できるマーケット」という
コンセプトにのっとって貫き通したことで今の成功があるわけで、こういう一見費用が
かかりやって大丈夫か?ということも即配達というコンセプトのもと貫き通すことが、
他社がまねできないビジネスとなっていくのかもしれません。
リピーター90%という数字がユーザーニーズを的確にとらえていることを物語っており、
今後どのようにスケールしていくか注目していきたいです。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・食料雑貨を即配達
【誰に提供するサービス】
・家から出るのがめんどうだと思っている人
まあ一人暮らしの男性がメインだろうな
【何を提供するサービス】
・いつでも1時間ぐらいですぐに食料を配達する
【解決する課題】
・開いている店がなく食料が買えない、出歩くのがめんどくさいを解決する
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化:コンビニで食料品を買う人がメインかな。ここをどう引っ張るか。
スーパーのECサイトを使う人は安さと運ぶ手間両方を求めているのでそこはターゲットとしてずれているかな。