クラウドサービスが最近増えてきている。クラウドファンディングのCAMPFIREやプロジェクトをクラウドで発注できるLancersなど様々だ。
そんな中、時間を寄付するというコンセプトで始まったクラウドサービスがある。
それが『Collavol』というサービスだ。
サービスの流れはCAMPFIREと似ていて、支援を受けたいプロジェクトがサイト上に掲載されているので、
共感をした場合はそのプロジェクトに協力するというもの。
CAMPFIREと違う点は、協力するのに必要なのはお金ではなく、その人の時間であり、
金銭は発生しないという物。
たとえばこんなプロジェクトがサイトに掲載されていた。
アキバ大掃除!!早起きして街をきれいにすると、心もきれいに!
あなたの作ったHPで「障害のある子も毎日来たくなる!」放課後の学習教室のHP制作
アキバ大掃除であれば、時間を作って参加することが協力することになり、
HPの場合は制作を無償で手伝うことが協力になるという感じである。
アキバ大掃除詳細ページ
現地に足を運んでボランティアするプロジェクトもあれば、自分の能力を使って何か作るようなプロジェクトもある。
このサービスを見て最初に思ったことは「時間を寄付する」という言葉はすばらしいなということ。
何かをやりたい、アクションを起こしたいけど実際に足を運ぶことができない人は結構いるのではないだろうか。
ボランティアは現地で活動するだけではなく、空いている時間を使って活動を支援するものを
作ることもボランティアになり、そのようなことが行えるサービスができたことはよりボランティアという
活動が活発になるいいきっかけになるのではないだろうか。
広告宣伝費として手数料を徴収しても成り立つサービスに成長すれば、その収益を利用して
よりよい活動が行うことができると思うので、今後の活躍に期待したいところです。
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・ボランティアをしたくても現地に行くことができない人が、空いている時間を使って
現地活動だけでないボランティア活動を探し、実行することができる。
【競合との差別化ポイント】
・競合はWebで広くボランティアを募集し参加できるサービスだろうが、こういうのは
競合せずにみんなで協力してできそうだな気がする。