ここのところ連発している気がするがまたまた個人でECサイトが手軽に作れるサービスをご紹介。
以前紹介したサービスは以下6つ。
・Yahoo!がCtoCのお手軽ECサービス『Yahoo!バザール』をリリース
・お手軽古着販売!自分のファッションアイテムが販売できる『Material Wrld』
・2分でオンラインストアが開設できる『Stores.jp』
・スマホだけで手軽にCtoCのECサイトが作れる『microStore』
・ちょっとした1品を売れる『shoplocket』サービス
・いらないから近くの人これ買って!お手軽不用品処分サービス『Yardsale』
今回のサービス『Fril』は、ファッション+スマフォ+個人ECといった感じ。
ターゲットを高校生から大学生までの女性に絞り、スマフォでいかに手軽に物が売れるかに特化している。
あと商品を出品するとみんなのタイムラインにその商品画像が表示されるので、タイムラインをバーっと眺めて、
気になったファッションがあるかを見つけられる感じになっている。
人に対するフォローもでき写真に対していいね的なボタンを押すこともできる。コメント機能も
あるので商品に対して疑問があればそこでやりとりする感じですね。
サービスリリース1ヶ月強で、1日のアイテム出品数は700件以上、総アイテム数は8,000件、出品率20%と
高い数値を出していてなかなかすごい!
個人で手軽にECサイトが作れるサービスでスマフォから出品、購買ができるのはあまりない。
女性とスマフォに特化した点が上記のような結果を出したのだと思う。今後の成長に期待したい!
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・着ない古着などのファッションアイテムを手軽に販売できる
【競合との差別化ポイント】
・スマフォと女性に特化し、スマフォだけで手軽に出品できる点
個人でも手軽にECが作れるサービスがどんどん出てきています。
・お手軽古着販売!自分のファッションアイテムが販売できる『Material Wrld』
・2分でオンラインストが開設できる『Stores.jp』
・スマホだけで手軽にCtoCのECサイトが作れる『microStore』
・ちょっとした1品を売れる『shoplocket』サービス
・いらないから近くの人これ買って!お手軽不用品処分サービス『Yardsale』
そしてこの分野に巨人Yahoo!が参戦してきました。
システムとしてはだいたい同じですね。簡単に出品ができる、注文者が商品を受け取ってから出品者に
代金が支払われる安心システム。一般的です。
ECのマーケットも用意されます。出品された商品がYahoo!バザール上に公開されます。
これは大きい。EC作ったけど集客ができなくて売れないというのは大きな悩み。
その点巨人Yahoo!の場合、流入数がかなり見込めるので出品する側からすると魅力的なマーケットになります。
あと特徴的なのは注文者にYahoo!ポイント又はTポイントが価格の1%分進呈されるというところ。
このポイントが使えるというのは大きいですね。ポイントがあると買う側はポイントがたまるYahoo!で
買ったほうがいいというリピート要因になりやすい。 これも大きな特徴だと思います。
ちなみに付与されるポイントは出品者負担です。楽天ポイントと同じですね。
出品者はプレミア会員でないと出品できないので無料で出品できるわけではありません。
この辺がどうなるかかな。集客できるマーケットが魅力的だからプレミア会員になってでも
出品したいとなるかどうかがポイントだと思います。
手数料は9.45%+ポイント原資負担1%。
リリースは10月1日ということでリリースが楽しみです。
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・売りたいものがあるが手軽に売れないという悩みに対して、個人が手軽にECサイトを
作れ物販によってお金を稼げる
【競合との差別化ポイント】
・出品者側はYahoo!上のマーケットに出品できる
・注文者側はYahoo!ポイント又はTポイントが付く
コンテンツを有料で配信するサービスが続々リリースされている。以前紹介したサービスは以下2つ。
・ブログ・メルマガを有料配信するプラットフォーム『ブロマガ』
・Grow!がリニューアル!ファンに対して有料コンテンツ配信ができるサービスへ
9月11日リリースされた『cakes』もコンテンツを有料で配信するサービスの一つだ。
このサービスを作ったのはドラッカーのマネジメントをわかりやすく解説した「もしドラ」の
編集を担当した加藤貞顕さんがCTOを務めるピースモブケイクスという会社なのだが、
cakesで成し遂げたい3つのことというのが非常に共感を持てました。
【cakesで成し遂げたい3つのこと】
1.未来をつくるひとびとに、価値ある経験や考えを、新鮮なまま届けたい。
2.つくり手が、受け手とダイレクトにつながって、稼げる仕組みをつくりたい。
3.想い(コンテンツ)は、モノ以上に価値があることを、ビジネスで証明したい。
特に2つ目と3つ目が自分自身も「うん、うん、こういう時代が来るよね!!、こういう時代になるサービスを作らないとね!!」
というものだった。
で、『cakes』が実際どういうサービスかというと著名人、例えば津田大介さんや茂木健一郎さんの
『cakes』だけでの特別コンテンツが読めるというものになっている。
料金は1週間150円でどのコンテンツも読み放題。この方法はブロマガやGrow!とは違いますね。
ブロマガとかは1つのコンテンツ月額いくらという料金設定になっていますが、cakesは
150円で読み放題。
この辺のビジネスモデルがcakes独自で面白いです。
著作者が得れるお金は3種類あります。
1.原稿料
2.コンテンツのPVによって割り振られるインセンティブフィー
3.マーケティングフィー
【原稿料】
これは原稿書いたらいくらというものですね。読まれなくても書くともらえる報酬
【インセンティブフィー】
これはcakesが得た課金売上からコンテンツのPVよって張り振られる報酬。
仕組みとしてはcakesが得た売上の60%を著作者に還元し、その割り振りをコンテンツの
PVで決めるという物。より人気にあるコンテンツを作るとより報酬がもらえる。
【マーケティングフィー】
アフィリエイトみたいな仕組み。著作者自らcakesの有料会員を募り、独自のURLより
有料会員になった場合、その人の課金売上の何%かを報酬としてもらえる。
cakes独自なのはこのインセンティブフィーとマーケティングフィーでしょう。
ブロマガのようなコンテンツに対する課金とcakesのようなサービスに対する課金って
どっちが儲かるんでしょうかね。
利用者からすると1週間150円でどれでも読み放題のほうが魅力的だから人が集まりやすそう。
結局お金を払うか払わないかはお気に入りのコンテンツがあるかないかだと思うので、
より人が集まりやすい仕組みの1週間150円のほうが可能性がある気がします。
プラットフォームとしての優先順位は読みたいコンテンツを用意できるかというところが
一番になってきますが、ブロマガやGrow!のようにファンとの交流ができる独自の手段を
プラットフォームとして提供できるかも差別化要因として非常に重要になってくると思います。
さてさてコンテンツの有料配信は今後どうなるのか、盛り上がっていってもらいたいと思いつつ、
自分もできることをやろうと思います!
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・著作者にとってはコンテンツでお金儲けができる方法が増える
・読者にとってはフリーのwebでは得れなかった有料ならではの価値の高い情報を得られる
【差別化ポイント】
・1週間150円でどのコンテンツも見放題という料金プラン
『INVITAITONS』はファッションデザイナーに特化したクラウドファンディングサービスです。
流れはCAMPFIREなどのクラウドファンディングと一緒です。いちユーザーが気に入ったデザイナー
に対していくらか投資をするとその投資に見合った見返りがもらえるというもの。
『INVITATIONS』はファッションデザイナーに特化しているのでその見返りが展示会への招待
だったり、特製のスマートフォンケースだったりします。
ファッションに興味がある人はこういう気に入ったデザイナーの特製アイテムがもらえるのはうれしいかも。
最近『ブロマガ』や『Grow!』などのようにコンテンツを有料配信する流れが生まれてきているが、
このコンテンツ課金とクラウドファンディングは共通のニーズがあると思う。その共通部分は、
「この人に対してお金を払いたい」というファン意識だと思っている。ファンになるためにはその人が
どんなものをアウトプットしているかが重要なのだが、まずはアウトプットに惚れてそしてその人に惚れる。
この人がアウトプットするものだからお金を払うという流れではないだろうか。
むしろユーザーをファンにまで成熟できる手段を提供するプラットフォームこそが成功するのではないかと思った。
そういう意味ではニコ動という動画コンテンツを持っている「ブロマガ」は非常に大きなアドバンテージを持っているのではないでしょうか。
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・ファッションデザイナーが独自で資金を集まることができる
・投資する側は気に入ったデザイナーの特製アイテムとかがもらえる
【競合との差別化ポイント】
・ファッションに特化している部分だがそれだけだと差別化ポイントが弱いかなぁ~
デザイナーとより親密になれるコンテンツが欲しいところ
今後の求人はこういう時代になっていくのだろうなとしみじみと感じたサービスを紹介。
今まで求人といえば企業が募集をし、そこに働く側が応募をして給料は企業側が決める
という流れが当たり前だった。
今回紹介する『developerAuction』は、自分ができることをプロフィール登録すると求人を
求めている企業がプロフィールの人物に対して落札をしていき、最高値を出した企業が
その人物との交渉権が得られるという新しい求人スタイルを提供するサービスになっている。
当然働く側は最高値を出した企業で働かないといけないわけではなく、いやだったら断れます。
このサービスのいい点は働く側からすると自分の価値を一番評価してくれる企業で働けるという点、
企業側からするとリクルーターに頼むより迅速かつ質の高いエンジニアを確保できるという点だ。
8月31日に最初のオークションが行われ、88人のエンジニアと142社のスタートアップ企業が
参加したらしい。そこで交わされた金額は3000万ドル以上だったとのこと。
参加したエンジニアが有名であれば企業としてもお金を出して取りたくなりますよね。
日本の大企業が軒並み傾いてる中、企業に頼らず自分自身の能力をいかに向上させていくかが
非常に重要だなと改めて思う今日この頃。こうした個人の能力と実績をもとに、企業側が人材に対して
オークションなどによって評価していく時代がやってきますね。
このサービスが解決する課題を考えてみた。
【解決する課題】
・働く側からするとより評価してくれる会社で働ける
・企業側からすると能力の高い人を効率的に獲得できる
前提として魅力的な会社と魅力的な人材のみが集まる場であるということ
ここは運営側の審査で担保する感じっぽい
【競合との差別化ポイント】
・オークションによって給料が決まるため、働く側としては自分の最高値が効率的に知れる点