Yahoo!が個人の不用品を手軽に処分して収益が得られるサービス『Yahoo!買取』をスタートさせました。
最近個人間決済のサービスを結構紹介してきましたが、ヤフオクを持っているYahoo!も買取という手法で、
オークションよりも個人が手軽に商品を売って利益が得れる仕組みで動いて来ましたね。
・価格を購買者が決めれる新しい個人間決済マーケット『GarageSale(ガレージセール)』
・掲載されている商品が全て魅力的!ソーシャルコマースサービス『Fancy』
・オークションよりも手軽に個人でネット販売が開始できる『忍者ShopBoard』
・AmazonがECショップサービス『Amazon Pages』をリリース
・手数料が安い!個人でもECサイトが作れる『BASE』
・スマホで撮った古着を販売できる『Fril』
・Yahoo!がCtoCのお手軽ECサービス『Yahoo!バザール』をリリース
・お手軽古着販売!自分のファッションアイテムが販売できる『Material Wrld』
・2分でオンラインストアが開設できる『Stores.jp』
・スマホだけで手軽にCtoCのECサイトが作れる『microStore』
・ちょっとした1品を売れる『shoplocket』サービス
・いらないから近くの人これ買って!お手軽不用品処分サービス『Yardsale』
仕組みはユーザーがいらないものを箱詰めして、宅配便の着払いで送るだけ。そうすると後日査定額が
届くので、金額に納得すれば入金されるし、納得しなければ返送されるという仕組み。
商品の査定は「ブランド品、ファッション」カテゴリをデファクトスタンダードが、
「ケータイ、カメラ、ゲーム」カテゴリをソフマップが、「本、音楽ソフト、映像ソフト」カテゴリを
ネットオフがそれぞれ担当するらしい。そして買い取ったものはヤフオクとかで業者が売るらしい。
サービスが連携していていい感じですね。
オークションはメンドクサイ、個人でECサイト作って売るって感じでもない、引っ越しでいらないものが
大量に出てきたので一気に処分したい、という方にうってつけでしょうか。
便利な分すごく値段が安くなりそうですね。
オークション、買取、個人間決済ってそれぞれ今後どうなっていくのだろう。
個人的にはオークション、買取は不用品市場、個人間決済は職人市場になっていくと思っている。
個人間決済は既にリアルの場で商売をしていて販売方法を拡大するために個人でも手軽にECが作れる
サービスを使うという流れ。
不用品市場は一般の人が手軽に商品を出品する市場。とりあえず1円でもいいから処分したいという方向け。
オークションと個人間決済の間の市場もあると思っていて、オークションや買取に出品するような不用品
ではないが、商売として作ったものでもないのでEC作って運営していくまでもない。
趣味や副業としてつくったので、その時だけ手軽に自分で値段付けて販売したいというターゲットもいるのではないか。
今後は不用品市場、職人の個人間決済市場、副業の個人間決済市場という風に住み分けされ、個人がネット
を通じて収益があげられる世の中になればいいなと思っています。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・不用品をリユースしやすくし、販売者も再利用する人も社会も幸せにする
【誰に提供するサービス】
・不用品をいっぺんに処分したいと思っているユーザー
【何を提供するサービス】
・多くの不用品を手軽に処分して収益が得れる
【解決する課題】
・オークションより手間がかからず多くの不用品を一発で処分できる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
不用品処分ではオークションとニーズが一緒だが、オークションはより高く売りたいのに対し、買取は
安くてもいいから多くの商品を一発で手軽に処分したいというニーズが大きく違う。
・機能の差別化
買取という点。