個人が手軽に商品を売れるサービスをいくつか紹介してきました。
・オークションよりも手軽に個人でネット販売が開始できる『忍者ShopBoard』
・AmazonがECショップサービス『Amazon Pages』をリリース
・手数料が安い!個人でもECサイトが作れる『BASE』
・スマホで撮った古着を販売できる『Fril』
・Yahoo!がCtoCのお手軽ECサービス『Yahoo!バザール』をリリース
・お手軽古着販売!自分のファッションアイテムが販売できる『Material Wrld』
・2分でオンラインストアが開設できる『Stores.jp』
・スマホだけで手軽にCtoCのECサイトが作れる『microStore』
・ちょっとした1品を売れる『shoplocket』サービス
・いらないから近くの人これ買って!お手軽不用品処分サービス『Yardsale』
今回紹介するサービス『Fancy』も個人でマーケットに出品でき、作品が売買できるサービスです。
特徴は何と言っても投稿されている商品のレベルが全て高いという点。カテゴリがガジェットの商品
とか見ているとそのレベルの高さに見ているだけでもわくわくしてきます。
こんな商品のレベルがいっぱいあります
もともとソーシャルサービスが基盤にあるので、自分が好きな画像をいくらでもアップ出来て、サイト
ないでこれいいね!とかやり取りできるんですが、今や97%以上の商品が販売可能な商品となっているらしい。
試しに適当な画像をアップしたんですが、どうやって販売するかがわからない・・・日本だと販売できないのかな。
グループギフトも設定できて、希望額までいくとプレゼントできる仕組みとかもあります。
サブスクリプション販売であるFancy Boxっていうのもある。
実に販売に関して色々な手法が用意されています。
ここまでの商品レベルをいかにして集めたかが非常に知りたい。
いいなと思ったポイントは商品写真の見せ方でしょうか。写真を大きく掲載し、縦にスクロールする
だけで次々と画像が閲覧できる。
まあ後はいいと思った商品写真を手軽にSNSにシェアできる点でしょうか。この辺はPinterest出てきてから完全に普通になりましたね。
閲覧だけに終わらず販売できるようにしたのも大きいですね。投稿者=販売者に利益が落ちるようにしたのはいいよな。
けど一番のポイントは素晴らしい商品が見つかり、買える場にするという「素晴らしい商品」にこだわった点かな。
素晴らしくない商品は表示されずに排除していき、ここの場には素晴らしい商品しか掲載しない!
という文化を作った点が最大のポイントな気がする。
そこまで至るのには色々あったんだろうなぁー。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・素晴らしい商品が見つかり、買える場
【誰に提供するサービス】
・質の高い商品を見つけたいと思っているユーザー
・質の高い商品を作れ、それを売れる場で販売したいと思っているユーザー
【何を提供するサービス】
・質の高い商品を発見でき、販売及び購買ができる
【解決する課題】
・手軽に自分の商品をマーケットに出品し販売できる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
閲覧だけでなく買いたい、販売したいというユーザーもターゲットにできている点
・機能の差別化
販売、購買できる点
以前「chartbeat」というリアルタイムアクセス解析を紹介しました。
これは本当にすごいよなぁ~見てて飽きない超リアルタイムアクセス解析『chartbeat』
技術的にはwebsocketを使っていてブラウザをリロードしなくても、画面を眺めているだけ訪問数なんかが
リアルタイムに変わっていくというサービスです。これは見ていて興奮したんですが、さらに興奮するサービス『忍者アナライズ』というサービスがリリースされました。
『忍者アナライズ』なんですが、websocketを使ったリアルタイム解析なんだが、特徴としては
訪問者一人一人の流入から離脱まで今まさに行った行動がリアルタイムに把握できる点がすごいっす。
言葉で言ってもわからないと思うので、以下動画をご覧ください。
どお?すごくね。流入してきた瞬間に流星のごとく現れ、離脱すると消えていく。さらに訪問者が
過去にたどった経路情報も表示されるので、今このページにいるこの訪問者はどのページにランディング
してどのページを経てここにいるのかがわかっちゃいます!!
PV小さいサイトだとなーーんも起きないので楽しくないかもしれないが、ある程度PVがあるサイトは
ずっと開いていても飽きなくて面白いのではないだろうか。
この画面を使って何を解析するかですが、以下がわかるかなぁーと思います。
・訪問者数がわかるので現状の盛り上がりが把握できる
・一人一人の移動経路が視覚化されるので、どのようにサイトを閲覧しているかがわかる
訪問者一人一人の移動経路がわかるのは今までにないと思います。サイト全体でどのページの訪問者
が何人っていうのはGoogleでもわかりますが、一人一人の動きをリアルタイム追えるのは画期的ではなかろうか。
現状ページ内を移動した瞬間にどこからどこに移動したかがわかりずらいので、その辺がわかりやすく
なると見ていてもっと面白く解析しやすくなるのではないかと思った。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・訪問者一人一人の動きをリアルタイムに把握できる
【誰に提供するサービス】
・アクセスがある程度あるサイトを運営していて、今現在どのくらいサイトが盛り上がっているかリアルタイムに把握したい人
・サイト内の移動経路をより視覚的に把握したい人
【何を提供するサービス】
・サイトの盛り上がりをリアルタイムに把握できる
・訪問者一人一人の動きを視覚的にリアルタイムに把握できる
【解決する課題】
・訪問者がサイトをどのように閲覧しているのかが視覚的にわかりやすくなる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
Googleは法人で忍者アナライズは個人。
多角的な分析目的がGoogleだが忍者アナライズは多角的な分析というより
訪問者一人一人の動きをウォッチし、サイト内での訪問者の動きを理解するもの。
忍者アナライズでこんな感じでサイトが閲覧されているかを視覚的に把握し、
詳しい分析はGoogleで、って感じかな。
・機能の差別化
訪問者一人一人の動きがリアルタイムに把握できる点
以前工業デザインの企画する人と実際に作る人のマッチングサービスで工業デザインのプロトタイプ
として3Dプリントしてくれるサービスを紹介しました。
・3Dプリンタで実際に物も作れる工業デザイン制作マッチングサービス『Ponoko』
今回紹介するサービス『shapeways』も3Dプリントサービスなのだが、3Dデザインの設計をアップすると、
マーケット上で販売でき、配送もやってくれるというサービスです。
しかもAPIを提供していて販売から配送を自分が作ったサービスに組み込むことができるというのがいいっすね!
APIを使うと以下のような似顔絵を描くと3Dプリントした人形が送られてくるサービスが作れます。
3Dプリントした人形が作れる『mixee me』
wiiみたいに顔作ると人形が送られてきます。
配送はshapewaysがしてくれるのでサービスとしては3Dの設計を作れれば、3Dプリンタのサービスが
アイディア一つで作れてしまいますね!
3Dプリンタを使ったサービスって結構考えられると思うんですよね。たとえばお祝い事のプレゼント
とかに仲のいい友達が集まった人形をあげるとか、還暦の祝いに孫の人形をプレゼントするとか結構喜んでくれると思う。
APIを提供して3Dプリンタのサービスが気軽に作れるようにしてくれたのはかなりいいですね。
3Dプリンタ界隈盛り上がっているので、1年後どうなっているか楽しみだ。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・3Dプリンタを使ってより多くの人がプロダクトを販売~配送までできるようにする
【誰に提供するサービス】
・自分が企画・設計したプロダクトを3Dプリンタで売りたい人(shapewaysサービス利用者)
・3Dプリンタのプロダクトを販売・配送できるサービスを作りたい人(API利用者)
【何を提供するサービス】
・企画・デザインしたプロダクトを3Dプリンタで販売でき、配送までやってくれる
・APIを利用すると3Dプリンタの販売・配送ができるサービスを自ら作れる
【解決する課題】
・プロダクト販売サイトは数あるが、デザインまでしかできない人でも3Dプリンタをして販売してくれる
ことでプロダクトを世にアウトプットし、販売そして配送までできる。
・デザインできないが3Dプリンタを使った商売がAPIを利用することでできる。
【競合との差別化】
・ターゲットユーザー
プロダクトを制作できなくても、企画、デザインまでしかできる人
プロダクトを企画、デザインできなくても、3Dプリンタを使った商売が考えられる人
・機能の差別化
3Dプリンタでプロダクトの販売~配送までできる
APIで3Dプリンタのサービスが作れる
なかなか面白いビジネスかつターゲットだなと思ったのでご紹介。
『北海道洗たく便』というサービスなんですが、概要を言うと北海道に旅行に行った際、
洗濯物が多くなりお土産が荷物に入らないとか荷物が重くて大変という課題を解決するサービスとなっています。
ターゲットが面白いなと思ったのは格安航空LCCのユーザーがターゲットということ。
LCCは荷物の重量制限が厳しく、超過すると約2000円ぐらいとられます。じゃあ配送するといくら
かかるかというと約1600円。お金払うんなら洗濯もして届けてくれる『北海道洗たく便』使おうぜ。
という感じにはなると思う。
実際の流れは以下のような感じ。
最初は段ボールを買わないといけないがその後は専用ランドリーバッグが使えるらしい。
けどそんなに頻繁にいかないと思うけど・・・
料金は通常3480円。今はキャンペーン中で2980円となっている。
LCCユーザーで荷物超過するひとがどれだけいるかよく知らないが、課題としては確かに存在すると思う。
しかもその課題を解決するにはお金がかかり、お金払うんだったら洗濯してもらうサービスの方がいいよね
っていう心理的流れは非常に理解できる。0円と1円の敷居は非常に高いですからね。
沖縄ではなく北海道ってところも面白い。沖縄は薄着だが、北海道は冬はスノボとかの荷物が多くなるのでターゲットユーザーは多そうだ。
海外旅行ユーザーがニーズとしては一番多そうだが、なかなか事業展開が難しいよな。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・
【誰に提供するサービス】
・LCCユーザーで重量制限にひかかってしまったユーザー
・重たい荷物を持って帰りたくなく、家で大量の選択をしたくないユーザー
【何を提供するサービス】
・荷物を選択して家まで配送してくれる
【解決する課題】
・飛行機の重量制限に引っ掛かり、お金を払わないといけない状態で同じぐらいの料金で
選択して衣服を家に届けてくれる。
・洗濯の手間をなくせる
【競合との差別化ポイント】
・ターゲットユーザーの差別化
LCCユーザーをメインターゲットにしている点
・機能の差別化
ただ単に送るのではなく、洗濯して送ってくれる点
以前TaxBirdという領収書をカメラで撮ると自動で仕訳処理した帳簿ができあがるというサービスを紹介しました。
精度99.9%!領収書をカメラで撮ると自動で仕訳処理した帳簿ができる『Taxbird』
今回紹介するサービス『ReceReco』は、レシートをカメラで撮ると自動で家計簿を付けてくれるサービスです。
しかも無料のアプリです。有料のアプリだとあったと思うんですが、無料でできるのはいいですね。
家計簿のめんどくさいのはレシートから一つずつ品目を記入しないといけないところなので、そこが
カメラで撮るだけで一括でいけるのは非常に楽。
マネタイズは謎ですがね。蓄積されたデータは価値があるんで、ターゲティングしてアプリに広告出すとかなんでしょうか。
家計簿としてマネタイズすると考えると息詰まりますが、捕まえている主婦をターゲットに違うサービスで
マネタイズすると考えたほうがいいですね。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・レシート撮るだけで家計簿が付けれる
【誰に提供するサービス】
・節約したい主婦
【何を提供するサービス】
・レシートをカメラに撮るだけで家計簿が付けられる
【解決する課題】
・レシートから一つずつ家計簿に入力する手間を、カメラ一発で済ますことができる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
ユーザーの差別化はなし
・機能の差別化
レシートをカメラで撮るだけで家計簿を入力できる