mixiの新事業である無料で毎月フォトブックが送られてくるサービス『ノハナ』が好調らしい。
開始10日で1万8000人の登録ユーザーを集め、約25万枚の写真アップロードと約6000冊のフォトブックが注文されたらしい。
サービスとしてはよくあるフォトブックサービスだが何といっても毎月無料というところが一番の特徴だろう。
2冊目以降は1冊525円+送料かかるらしいが、毎月1冊であれば永遠に無料。んーーすごい。
資金力のあるmixiだからできる技な気がする。製本代と送る人の人件費を考えると大赤だろうが、
今はマネタイズフェーズでないと割り切っている。
どうやらそもそもフォトブックで儲けようとはしていないらしい。ターゲットがファミリー、特に子供が
まだ小さい家庭で、その住所が手に入り毎月彼らに物を送っているということが最大の資産になる。
今後はフォトブックと一緒にチラシでもいれて広告で儲けるんでしょうか。
自分も小さい子供を持つターゲットドストライクな身分なのでこのサービスを見た時、無料で毎月送られて
くるなんてやりたいと思いました。今後もユーザーは増えていくと思うが、どの段階で新しいマネタイズに
着手するか注目ですね。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・家族のアルバムを
【誰に提供するサービス】
・家族、特に小さい子供がいる家庭
【何を提供するサービス】
・無料で毎月いい感じのフォトアルバムを製本して送ってくれる
【解決する課題】
・デジカメで撮るだけとって整理しないという課題を無料でフォトアルバムが作れることで
写真を整理し、それをリアルな物、フォトアルバムとして保管できる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
今までのフォトアルバム市場はフォトアルバムを作りたいと思っているユーザーに機能豊富さをうりに
お金を払ってもらうという手法。つまりフォトアルバムを作りたいというユーザーがターゲット。
ノハナは毎月1冊は無料とすることで、フォトアルバムを作ろうと思っていなかった人を無料なら
写真整理ついでに申し込もうと無料を餌にフォトアルバムを作らせるということに成功した。
つまり無料でフォトアルバムが欲しいユーザーがターゲット。
・機能の差別化
無料である点
過去に手軽にECが始められるサービスをいくつか紹介しました。
・AmazonがECショップサービス『Amazon Pages』をリリース
・手数料が安い!個人でもECサイトが作れる『BASE』
・スマホで撮った古着を販売できる『Fril』
・Yahoo!がCtoCのお手軽ECサービス『Yahoo!バザール』をリリース
・お手軽古着販売!自分のファッションアイテムが販売できる『Material Wrld』
・2分でオンラインストアが開設できる『Stores.jp』
・スマホだけで手軽にCtoCのECサイトが作れる『microStore』
・ちょっとした1品を売れる『shoplocket』サービス
・いらないから近くの人これ買って!お手軽不用品処分サービス『Yardsale』
今回紹介する『忍者ShopBoard』も手軽にECが始められるサービスだが、ターゲットが個人対個人の個人間決済。
オークションよりも手軽に個人でネット販売が開始できるサービスとなっている。
商品情報を登録するとURLが発行されるので、それをSNSで共有するだけ。Gumloadの商品販売版といった感じ。確かに簡単にネット販売が開始できます。
紹介したサービスの中では『shoplocket』と同じ感じですかね。
商品登録画面
上記ページに商品情報と画像をアップするとショップページのURLが発行される感じ。
ショップページ
できるショップページは上記のような感じ。
機能の特徴としては安心決済方法という手段をとっている点。購買者が商品到着通知をしない限り、
販売者の収益が確定しないので、購買者にとって物を買う際の安心感を提供するという物。
これはなかなかいいですね。個人間決済なので買っても商品が届かないじゃないかという不安は大きな障壁。
それを和らげる方法としていい方法だと思う。
あとはどうやって人を集める仕組みを作るか。楽天は人が集まるから高くても出品する人がいるように、
忍者ShopBoardも忍者ShopBoardで出品する強みを持たせないと厳しい。ただ単純にマーケットを
作るとそれこそ他のサービスとの差別化ができなくなるので、そこはあえてマーケットを作らない
という方法もあると思う。
オークションや楽天などはオープンで集客力があるのが強みなので、彼らが決してやらない
オープンでない場での販売に特化するのがいいと思う。SNSを利用して知り合いだけに販売できる
というところを強みにするのは面白いのではないか。
そうすると販売ターゲットは同人系界隈になってくるのかな。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・オークションよりも手軽に個人でネット販売が開始できる
【誰に提供するサービス】
・個人で売りたいものがあるがオークションに出品するのはメンドクサイと思っている人
・個人で売りたいものがあるがオークションやECみたいにオープンな場では売りたくないと思っている人
【何を提供するサービス】
・個人でのネット販売の手間軽減
・オークションなどのオープンな場に出さずに個人で販売できる
【解決する課題】
・ネット販売を開始する手間軽減(手軽にほいっとSNSで商品を販売できる)
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
ECは法人。忍者ShopBoardは個人。
オークションはオープンな場で販売したいと思っている人、
忍者ShopBoardは身近な人や既に関係が出来上がっている人たちに販売したいと思っている人
・機能の差別化
購買者からの商品到着通知がくるまで販売者の収益が確定しない、安心決済方法
今まで定期配送サービスは色々記事にしてきました。
・これいいな。ラーメン評論家のラーメンが定期配送される『宅麺.com』
・毎月食品サンプルが送られてくる定期配送サービス『Love with Food』
・日本酒の定期配送サービス『SAKELIFE』
・個人で定期配送サービスができる『BoxToYou』
・専門家がお勧めする詰め合わせギフト定期配送サービス『HATCH』
・ヘルシーなお菓子定期配送サービス『recmend』
・やさいの定期配送サービス『やさい便』
・家電の定期配送サービス『YBUY』
『BlueApron』は料理レシピとそれに必要な食材を定期配送してくれるサービスとなっています。
今まで紹介した定期配送は食品だけだったり、既製品の詰め合わせ的なものでしたが、『BlueApron』は、
レシピと食材を一緒に送ってくれるサービスになっています。
定期配送してくれるメニューは肉か野菜かの2つから選べるようになっています。
今週送られている肉料理
今週送られてくる野菜料理
んーーうまそう。普段作らなそうな結構豪華な料理ですね。
レシピは以下のような感じで送られてくるらしいです。
レシピ
1品1人前$9.99なので3品で$29.97×100円=約2997円。一食に1000円かかるので自炊ではかなり割高になります。
この価格設定だとレシピを考えるのがメンドクサイとかで頼む定期配送ではないですね。
普段作らないちょっと豪華な料理をレシピつきで送ってもらいたいという人がターゲットとなってくるでしょう。
そう考えると月に1回ですかね。贅沢できるのは。
定期配送はどうしても割高な感じになってしまいますが、個人的に多くのニーズがあるのはメンドクサイ
ものをある程度の値段で定期配送してくれる、という部分だと思います。
主婦が毎日考えるレシピやそのための買い物がそうだと思うんですが、ここを定期配送で楽にしてくれるといいよな。
栄養素も考えたバランスの取れた食事を提案してくれるとナイスだと思う。
1週間分のレシピ、食材、栄養素を整えて定期配送してくれるといいんじゃないだろうか。
サービスとして整えるのには非常に労力とお金がかかりそうだが、クックパッドあたりに是非やってもらいたい。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・普段作らないちょっと豪華な料理と出会え、食材調達の手間を軽減させる
【誰に提供するサービス】
・普段作らないちょっと豪華な料理を作りたいと思っている人
【何を提供するサービス】
・ちょっと豪華な料理レシピと食材を送ることで、普段作らない料理レシピとの出会いと、食材を買う手間を軽減する
【解決する課題】
・普段つくらないちょっと豪華な料理レシピが知れる。
・レシピのために食材を買いにいく手間が省ける。
【競合との差別化】
・ターゲットユーザの差別化
食材の定期配送も今回のサービスもうまいものを作りたいと思っている人がターゲットであることは同じ。
そこをレシピの提案とレシピの食材を配送することで、「うまいものを作りたい」から「この料理作りたい」にニーズを絞っている感じ。
・機能の差別化
レシピと食材を一緒に配送してくれる。
『Push Shop』は楽にプッシュ通知集客ができる自動アプリ作成サービスらしい。
スマホサイトやアプリをできるだけ簡単につくるサービスは以前にもいくつか紹介しました。
・GoogleがGoMoサイトでPCサイトをスマホサイトに自動変換するサービス提供
・簡単にスマホサイトが作れる『スマクル』
・手軽で簡単!Webアプリとスマホサイト2つ同時に作れる『BiznessAPPS JAPAN』
・webサイトがめちゃ楽チンに作れる『Zoho Site』
上記サービスはスマホサイトを簡単に作るのが多いですね。唯一『BiznessAPPS JAPAN』は
サイトとアプリを同時に作れて一番昨日的にはリッチかも。
今回の「Push Shop」は機能をプッシュ通知の集客に絞っている点が他のサービスと違う点です。
特徴は3つ
・スマホサイトからアプリを自動で生成してくれる
・アプリ所有者に時間帯と地域プッシュ通知ができる
・アプリ起動数やプッシュ通知開封数のレポートがみれる
使用例としては以下をイメージしているらしいです。
機能として何気にいいのはこのプッシュ通知の開封数が見れるレポートですかね。どのくらいみられているのか
やはり気になるところですからね。
スマホサイトやスマホアプリを簡単に作れるサービスは色々ありますが、機能をリッチにしようと
思えばいくらでもできてします。ただユーザーとしてはそこまで機能もりもりでなく、シンプルで
ピンポイントなことだけできればいいというユーザーは多いっと思うので、集客用のプッシュ通知に
絞ったてんはいいですね。
あとはどれだけユーザーにアプリを使ってもらえるか。そこが一番の障壁なので、クーポン作成も
簡単にできて利用するユーザーにとってメリットがあるものが欲しいかな。
料金は月額9800円で1通知1円らしいです。
以下、私が考えたポイント。
【コンセプト】
・スマホを使って効果的な集客施策が手軽に打てる
【誰に提供するサービス】
・店舗オーナーで店への集客方法を模索している人
【何を提供するサービス】
・店への集客施策として、スマホにプッシュ通知が手軽にできる
【解決する課題】
・広告だしてもなかなかユーザーにリーチしないが、スマホに通知がいくのでリーチ力が大きく、
多くのユーザーにアプリを使ってもらえれば大きな集客施策になる
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
店舗オーナーは他のサービスと変わらず。
スマホを使ってユーザーに直接リーチできる集客方法に特化
・機能の差別化
プッシュ通知に特化
久々のソーシャルギフトサービス。『bouquet』は皆で花束とお祝いメッセージが送れるソーシャルギフトサービスになっている。
説明動画はこちら
以前記事にしたソーシャルギフトは以下の8つ
・プレミアムモルツが無料でプレゼントできるアプリ『KOTOBUKI』
・Facebookがついにソーシャルギフトをスタート!『Facebook gifts』
・カタログギフトが作れて送れるサービス『gift Kitchen』
・タダでプレゼントが送れる!?ソーシャルギフトサービス『Bappy!』
・無料でプレゼントが送れる『Wrapp』
・みんなでお金を出し合ってプレゼントが送れる『BIRTHDAY CLAPPER』
・住所知らなくてもプレゼントが送れる『mixiバースデー』
・スマホから手軽にプレゼントが送れる『Okkru』
今回の『bouquet』は花束に絞っているところがポイントですね。
ステップ1
まずはお祝いする人とどんな花束を送るかをカテゴリから決めます。
この際、送り先の住所がわからなくてももらう人に直接住所を入力してもらう機能があるので、
それを使えば送ることができる。できれば驚かせたいよね。
ステップ2
花束のカテゴリを選んだらそのカテゴリに属する具体的な花を選びます。
ステップ3
メッセージを書きます。
ステップ4
何口買うか決めます。最大一人20口で一口ひとつの花って感じですね。
あとは決済して賛同してくれそうな人を招待する感じ。
8口集まれば実際に贈られるという仕組み。
他のソーシャルギフトとの違いは花に絞っている点ですね。他はカタログとか500円の音楽ギフトカードとか
できるだけプレゼントできるものを選べるようにしていますが、ここはシンプルに花!としている点が吉と出るかですね。
以前の記事で書いたのは、ソーシャルギフトが成功するポイントは品ぞろえとお手軽感でした。
送りたいものがなければ送らないだろうし、あまりに高いものだと手軽にお祝いできない。
Facebookが広まって友達の誕生日を気軽に祝うという習慣ができたと思うので、この手軽さを損なわず
相手が喜ぶものを手軽に送れる仕組みにできるかがポイントだと思います。
その点花束に絞ったのは品ぞろえはないが、手軽に送れるものではあって皆が賛同しやすいプレゼントかもしれませんね。
個人的には是非ソーシャルギフトサービスは広まっていってもらいたいサービスですね。
【コンセプト】
・花束贈ってみんなで手軽に友達を祝おう
【誰に提供するサービス】
・友達に誕生日やお祝い事で手軽にプレゼントしたいと考えている人
【何を提供するサービス】
・友達皆で手軽にお祝いの花束とメッセージが贈れる
【解決する課題】
・みんなでお祝いのプレゼントをしたいが忙しくて会えず、調整つかない場合に、ネットだけで完結するので手軽
【競合との差別化】
・ターゲットユーザーの差別化
花なので女性にある程度絞っている
・機能の差別化
花だけに絞っているので、サービスとしてわかりやすくプレゼントを選ぶ手間がなくなり手軽。